「知っていて、選ぶ」体の判断基準
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姿勢美人のレシピ
最近、中高生の背骨のケアを
させていただく機会が多いのですが。
「食後にお腹が痛い」
という症状が出なくなって、
会う度に顔の表情が明るく変わっていく子。
病院で「骨が曲がっている」と言われて、
不安な顔してやってきたのが、
今ではおもしろかったことを
楽しそうにお話してくれる子。
運動会で苦手な動きを克服するコツを伝授して
一緒に練習したら、なんだかうまくいった話。
旅行にいって、
海やプールで泳いだり遊んだりした話。
姿勢がちょっと変わることで
変わっていくことが、
なんか、ちょっと、うれしい。
ホントにちょっとしたことで
不便を感じたり、不調を感じたり、
誰でもできることがなぜだかできない、
ということが起きるのが
姿勢バランスの問題なのです。
今私たちがお会いできているのは、
お母さんやお父さんや、周囲の大人たちが
たまたま姿勢や背骨についてなんらかの知識があったり、
体に関する意識が高くて
姿勢の大切さをわかっていて、
異変に気付いてもらえた
幸運なお子さんたち。
20代や30代、40代の、
かつての子ども達が、
自分で私たちのところに来るときには、
「それ以上悪くならないようにするしかない」
という打つ手が少なくなっているケースも
実はあるのです。
同じ姿勢をじっと保つことがつらくて、
体をそわそわ動かしてしまったり、
重くなってきた頭を支えるために
頬杖をついていたりすると、
「落ち着きがない」
「態度が悪い」
と言われる。
学級崩壊の原因といわれる、
授業中に歩き回る行動。
電車などの公共の場で
床にべったり座り込む。
それってもしかして、
同じ姿勢を保つことができなくて、
体がつらくてたまらなくて、
やっているのかもしれない。
そんな子ども達に訪れる
20代、30代、40代。
ちょっとこわいなあ、
と正直思っています。
悪い予想が現実にならないように、
たくさんの人に情報を発信して、
伝えていきたいと思っています。
「姿勢」という
見た目で体の状態がわかるものを
ちゃんと、見ていますか?
どんなふうに見るといいのか、
知っていますか?
周囲に子どもがいる人も、いない人も、
自分自身の姿勢が気になる人も、
親に寝たきりになられたら困るなという人も、
知っていたらいいだけなのです。
知った上で、行動を選ぶ。
「知らなくて、
選べなかった行動」と、
「知っていたけど
選ばなかった行動」は、
意味が違う。
情報過多の時代に大切なのは、
自分で考え、選択して行動するための
判断基準です。
http://www.reservestock.jp/page/event_calendar/8890
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